
朝、チュンチュンって鳴き声で目が覚めると、ちょっと幸せな気分になりますよね。
すずめって、それくらい身近でほっとする存在。
そんなスズメですが、冬はふわふわの“もふもふ姿”になるのを知っていますか?
今回は、冬のスズメのかわいさや、丸くなる理由を紹介します。
- 冬のもふもふスズメを見たい人
- 庭やベランダで野鳥観察を楽しみたい人
- 小鳥の可愛い姿に癒されたい人
スズメは夏と冬で外見が変わる
まずは夏と冬のすずめを比べてみましょう。
[夏]すっきりスマート

夏はシュッとしていて、スマート。
[冬]ふっくら、もふもふっ

丸くコロコロ、ふわふわに変身。
冬のすずめ、見た目がこんなに変わるんです。
でも、どうして丸くなるんだろう?
食べすぎて太った?



太って見えるだけでちゃんと理由があるんだよぉ
冬のスズメが“もふもふ”になる理由
冬になると、スズメは自分の羽毛を立てて、空気を羽毛の中に取り込んで膨らませています。
この空気が断熱材の役割をして、体温を逃がさず寒さをしのぐんです。
もっふもふの秘密は“空気”だったんですね!
寒さをしのぐためにこんな工夫をしてたなんて…
失礼しました



スズメさんも大変なんだね
冬のスズメの寒さ対策


スズメたちは他にも寒さ対策をしていますが、どんな対策をしているんだろう?
体を寄せ合って暖を取る
冬のスズメは群れで行動し、体を寄せ合って寒さをしのぎます。
たくさん食べて脂肪をためる
秋から餌をたくさん食べて、体内に脂肪をためます。
脂肪は体の中で熱を作るので、寒さに強くなるんです。
スズメの寿命は?
スズメの平均寿命は約1年3ヶ月。
冬の厳しい寒さや食べ物不足を乗り越えるのは大変なんです。
少しでも多くのスズメが穏やかな春を迎えられますように。
日本にいるスズメは2種類


日本にはスズメとニュウナイスズメがいます。
街中や庭でよく見るのはスズメ。(左)
北海道や本州中部の森林にいるニュウナイスズメ(右)は普段あまり見かけることはないレアなスズメです。
パッと見てわかりづらいですが、ほっぺに黒い点があればスズメ、白ければニュウナイスズメと見分けると分かりやすいですね。
もふもふスズメは早寝早起き?
スズメは日の出とともに目を覚ましますが、曇りや雨の日は少し遅く起きます。
人間と同じようにスズメも天気が悪いと少し憂鬱なのでしょうか…
| 夏 | 冬 | |
|---|---|---|
| 起きる時間 | 朝4:00前後 | 朝6:00前後 |
| 寝る時間 | 夜7:00前後 | 夜7:00前後 |
スズメたちの生活習慣を見習いたいものです
スズメの性格は?
スズメは警戒心が強く臆病な性格です。
体長は約15cm、体重約20gで野鳥の中でも特に小さい鳥。
猫やカラスなどの外敵から身を守らないといけないので、警戒心が強くなるのも仕方がないですね。
懐いてるスズメもいる!?
観光地では、普段は警戒心が強く臆病な性格とは違い、人懐っこいスズメもいます。
少しだけソフトクリームのコーンをあげると、首をかしげたりピョンピョン飛んだりして、色んな表情を見せてかわいいですね。
冬のスズメを庭で見る方法
餌台を置く


ここでスズメや他の鳥たちが餌を食べたり休憩したりします。
家の中から静かに観察します。
スズメ以外にも色んな鳥に来てもらいたいので、ヒマワリの種が入っている餌を2種類混ぜています。
冬のスズメにおすすめな餌は?
スズメや小さめの野鳥におすすめ
野鳩や大きめの野鳥におすすめ(ヒマワリの種入り)
水浴び場を置く


水浴びをすることで、体についた虫や汚れを落として清潔に保ちます。
また、特に暑い夏の日には、水浴びが体温を下げてストレス解消にも!
いつかスズメたちの水浴びシーンを撮影したい…
冬にやってくる野鳥
フルーツの柿がお気に入り。
小さくて可愛いメジロさん


メジロはスズメより小さくて、目の周りが白く、羽は鮮やかな緑色。
小さくて可愛くて、見ているだけで癒されます!
かっこいいヒヨドリさん


ヒヨドリは、スズメの約2倍の大きさで、シュッとした姿がかっこいい。
餌のやりすぎには注意が必要
スズメは雑食なので、餌を与えすぎるとフンが増え、近所迷惑になります。
ほどほどに、清潔に保つことが大切ですね。
- 餌のやりすぎは注意する
- フンの掃除は定期的にして清潔に保つ
冬のスズメ|まとめ


冬のスズメは、ふわふわの“もふもふ姿”でとても癒されますね。
人間界隈のすぐ近くにいてくれるスズメさん。
庭やベランダで見かけたら、ぜひ観察してみてくださいね。
その可愛さに癒されること間違いなしです。
最後までみていただきありがとうございました。




